
どうもどうも。先週のヒルネット。
さてさて、今回はまず、以下の魂の叫びを聞いてもらいたい。声の主はマロ殿。長年、我らがヒルネット専属記者を務めてきた人物である。
「待ちに待った時が来たのだ!
再びヒルネットの理想を掲げる為に!
ストレス発散成就のために!
ソロモンよ!私は帰ってきた!!」
(byガンダム0083)
そうです!今回は再びふたたびマロ殿が専属記者として活動記録の筆を執ってくれましたんでごわす!
逆襲のマロ! あるいはマロの帰還!
これでイマンモの負担がどれほど減ることか!(いや、僕も楽しく書いてますけどね)
ありがとうマロ!素晴らしいぞマロ!かっこいいぞマロ!
ということで、先週の活動については、久しぶりにマロ殿の筆により振り返ってまいりたいと思います。
よろしくマロ! え?イマンモもう少し長く真面目に文章書けってか? だが断る。
〈最近になって所属するメンバーが増え、ついに平常参加人数が20人に迫ろうとしている。そのためこの日、はじめて団体見学の申し込みをすることになった。行き先は、朝霞にある陸上自衛隊広報センターとすでに決まっていた。
この日の集合時間はいつもとは異なっている。平常時であれば10時30分に最寄り駅へと集合するというのがヒルネットの通常の動きだが、今回目的地とした場所は午前中の開館が11時45分までだというので、いつものように遅刻者が出れば、午前中に見学できる時間は一時間もないであろうということが十分に予想された。それにより、集合時間はいつもよりもはるかに早い10時と決定。その時までに集合できていないメンバーは、たとえスタッフであろうが年少メンバーであろうが容赦なく置いて行くことが決議された。
そして当日。乗り換えに失敗して、3分遅れで朝霞駅を出た僕の前にいたのは、遅刻者回収のために唯一人置いて行かれたUTAさんのみであった。聞けば、僕ともう一人を除いたメンバーはすでに数分前に合流し、目的地へ向けて移動しているという。
その遅刻したもう一人のメンバーは、ハヌマーン。彼からは未だに起床したという連絡が入っていないというので、置いて行くということに決定し、小走りに前を行く皆を追いかけた。〉

しかしながら、彼らは一体どこで道を間違えているのであろうか。少し遠回りをしながらも堅実な道を通って目的地を目指した我々が、遂に到着した時にも、彼らは未だに歩いているというのである。我々よりも圧倒的に早く駅を出発したというのにも関わらずである。
結局、彼らがやって来たのは僕らよりも10分ほど遅れてのことであった。改めて18名全員の集合(ハヌマーンを除く)を確認し、無事入館することができた。〉

〈この場所に5年ほど前にも来たことがあるメンバーが幾人かいる。その時の写真を見るに、館内は多少混雑しているであろうと予想していたのだが、その予想に反して中の人影は数えるほどしかない。
そのうちに多くの人が3Dシアターに吸い込まれて行き、残ったのは僕とイマンモ・ソースのみ。皆が3D映像を見ているなか、僕たちは自衛隊の装備類を背負っていた。背嚢や落下傘などは15㎏もあるというのだが、意外にも重さはそこまで感じない。僕やソースにとって、いつも背負って歩きまわっているバッグの方が重く感じるのだ。ちなみに、ソースのバッグにはカメラなどが、僕のバッグには参考書や教科書・小説などが常時10冊単位で保管されている。それでも10㎏は超えないと思うのだが、自衛隊の背嚢は設計が巧みなためか重量をそこまで感じさせない造りになっているようだ。
※ちなみに最近ギックリ腰をやったばかりのイマンモは試さず。
そして、彼らが背嚢装備を重くて感じなかったのは、その性能もさることながら、マロ自身が書いているように、彼らが自主的に
亀仙流の修行に日々勤しんでいる
からにほかなりません。





〈それら装備品の展示されている一角には、等身大の陸上自衛官のマネキンが何体も立っていた。通常装備一式を背負ったものからガスマスクを付けたもの、果ては空挺部隊の装備をしたものまである。これを見て、僕はとある映画に思いを馳せた。
空挺部隊というのは敵の背後に降下して陣地を奪取するもので、ドイツの降下猟兵などが有名だ。これらは基本的には少数で降下するが、過去幾度もあった空挺作戦の中でも最も大規模な作戦においては、3個師団数万名もの兵力が降下したという。それは、マーケット・ガーデン作戦というものだった。
当時ドイツの支配下にあったオランダにかかる橋を目掛けて大兵力を降下させ、彼らが確保した橋を地上部隊が進撃し、ドイツ国内へ突入するというこの計画は、その近辺に有力なドイツ軍機甲部隊等が待機していたために頓挫した。また、この際に不時着したグライダー内からイギリス軍の作戦命令書が早期にドイツ軍に回収されたという点が、非常に上海号不時着事件に似ている。上海号不時着事件は吉村昭が「大本営が震えた日」にて取り上げており、どんなに綿密に建てられた作戦でも想定外のところに落とし穴があるということを雄弁に物語っている。まさかマーケット・ガーデン作戦の指揮者も、真珠湾攻撃等の作戦指揮者等も、暗号も何も用いられていない作戦命令書があったとは想定もしていなかったであろう。そんなマーケット・ガーデン作戦を描いたのが「遠すぎた橋」という映画である。詳しく知りたい方はこの映画を見ることを強く勧める。



〈その後は、3Dシアターを見終えたメンバーたちも続々と展示室へ到着、皆で勝手気ままにあたりを見て回ることになった。16式機動戦闘車やヘリコプターなどを見て回っているうちに、前々から期待していたVR体験ができることになった。






〈このVR体験では大砲の射撃の様子や10式戦車の走行・砲撃などを体験することができるのだが、中でも僕が一番興味をひかれたのが、落下傘降下のVR映像だ。マーケット・ガーデン作戦やパレンバンへの落下傘降下などに参加した将兵の目線を持つことができるというのは実に興味深い。
やはり上空では風の影響を受けやすいのだが、高度数百メートルといったところでは、もはや風の影響がほとんどなく、落下傘は微動だにしない。落下傘降下の映像は二つあり、一つは空挺作戦などでの大規模な降下。二つ目は隠密裏な降下だ。基本的に前者のほうが装備も多く、落下傘も大きなものを用いるため、安定して降下することができる。しかしながら、着地の際に地面に激突するような形になるのもまた、前者だけだ。先に述べた映画においても実際に空挺降下する将兵にカメラを取り付け撮影しているが、その兵もまた地面に激突するように着地している。落下傘兵は落下傘を背中に、予備の落下傘を胸に取り付けるため、本来背中に背負う背嚢を脚に巻いて降下するという。だから、下半身に重心が移り降下時に小動もしなくなるかわりに、着地の際に足を活用できないのであろうか。
※残念ながらVR体験の写真はない。というか、当たり前だがVRを体験中に写真は撮れない。代わりに、もう一つ皆さんが熱狂していたフライトシュミレーター(ヘリを飛ばす体験コーナー)などの写真をどうぞ。




〈VR体験を終えてしばらくすると、11時45分になった。午前の開館は、これで終了となる。午後は約2時間後からだ。
よって、それまでは公園に行って昼食を摂る。遊具が多くある大きい公園であったが、大きさに対して遊んでいる人はほとんどいないため、年少メンバーから年長メンバーまでが混ざって遊具で遊ぶことができた。〉



〈そして、午後の部。午前よりも増えた人々に交じって(テレビ局のような人々が来ていた)、先ほど見ることができなかった展示を見て回る。屋外展示などはそこまで人が多くなかったためだ。〉


〈1時間ほど見学して解散となったが、おおむね好評であった。できるのであれば、また来年も来たいと思う。〉


と、こんな感じだった先週のお出かけ探検活動!
今週は今のところ上野の国立科学博物館に「鳥展」に出かける予定。こちらもなかなかオモロそうです。
そんな感じで今週も、教室活動含めて、楽しくやっていこうと思います。
それでは、それでは!
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