どうもどうも。
先週のヒルネット。
暑いよー暑すぎてもう秋が無くなっちゃうよー! という相変わらずの悲鳴とともに活動した先週のヒルネット。 ちょっと、おかしいよね。温暖化やべーよね、やっぱグレタトゥーンベリっちまうしかないのかもしれないね。
なんて愚痴はともかく、先週は東京都の職員さんたちが、メンバーにインタビュー調査に来ていました。 いや、ヒルネットの調査にじゃあないぜ! 誤解しちゃあダメッ!! いわゆるフリースクール全般の活動に関する調査みたいですね。こんな調査が、子どもたちのために色々と生かされてくれると嬉しい。
そんなことをやってる傍で、作業を続ける少年の姿が! それはヨッシー! 可愛い姿をしているのに誰もが恐れる怒りのマッドサイエンティスト的な男(意味不明)それがヨッシー!
……なのですが、この日はなんと、とっても可愛らしい手作りアクセサリーをせっせと作っていた。
何もこれはヨッシーが乙女な趣味に目覚めたからでは勿論ない。 彼は来たる10月15日、「すぎなみ舞祭」で販売する手作りアクセサリーを黙々と作成していたのだ! そう。今年も「すぎなみ舞祭」にヒルネットで出店するので、よろしければ皆さんお越しくださいね。
さてさて。 そんなこんなで先週の木曜日。 先週は月末木曜ということで、奥多摩古民家にて川遊び&焚き火の会を催してきましたよ! 当日は奥多摩にいても、めっちゃ暑くて、十分川遊びできる気温でしたが、さすがに今年の川遊びは最後?かも。 ということで、皆さん川を十分に堪能しておりました!
などなど続きは、中学生メンバーにしてヒルネッターの専属記者・マロくんの文章でお楽しみください! それでは選手交代。宜しく、マロ殿!
「今回は奥多摩珊瑚荘へ向かう。9月と言うことで水温もかなり下がっているはずで、そのために今回は久々にカレーかなにかを作ろうか、などとなると思っていたものの、つい先日奥多摩の川へと飛び込んだ龍角散・Χαοσの
「大丈夫!川の水は冷たいし、水量減っていないし、下手をしたら流されるかも知れないぐらい川の地形変わってるけど」という安心させたいのか川に入りたくないのかよくわからない発言を受けて、ライフジャケットを着けているなら、とのことで落着。川遊びをすることになった。
奥多摩に行く際、着替えなどを入れていく袋がないことに気がつき、コンビニで物々交換用のハイチュウなどと一緒にビニール袋を2枚購入した。その遅れもあって非常に危ないところではあったが、なんとか電車に滑り込む。そうして立川にて青梅線を待つのだが、いつもはその場から動かないところを知り合いを探すためにあちこち回ってみることにした。けれども見つかったのはCOTAさんのみ。emmanmoやΧαοσや龍角散、カッパくんなどは来ていない。
結局その後も見つからず、電車に乗ってしばらく。ふと先頭車両の方から誰かがやってくるのに気がついたが、顔を上げてみるとそれは龍角散やミッツ、Χαοσ。レイセンたちほかのメンバーは先頭車両にいると彼が言っていたため、それを確かめに向かった。」
「けれども、イマンモやemmanmoはいない。トラも居ない。カッパくんも。この電車を逃してしまったならば次は1時間後。イマンモが居なければ。更にパイセンも居ないなら、スタッフはレイセン一人。どんな事故が起こるかわかったもんじゃない。さらに、カッパくんが居なければなんとなく張り合いがないのだが……そんなことを考えていたとき、電車が拝島駅に滑り込み、ホームにいるイマンモ達を確認した。
その時確かに目が合ったような気がしたためてっきり合流のため先頭車両へ来ると思っていたのだが、何故か入ったのは隣の車両。そのままemmanmoなどは崩れ落ちるようにして椅子に座り込み、そのまま動かない。イマンモ達も椅子に座ってしまった。まさか、気がついていないのか?
しばらくグイン・サーガを読みながらちらちらと視線を送っていたのだが動きがない。こちらに気がついているのか不安になって、そちらまで車内を移動することにした。
近づいていくと、イマンモが驚いたように顔を上げた。やはり、気がついていなかったようだ。僕がいつもは、拝島から先ほとんど人のいない最後尾の車両にいるからというのもあるかもしれないが、まったく気がつかれていなかったというのには少しがっかりとした。
さて。僕がイマンモに近づいていったのにはそのことを確認したい気持ちもあったのだが、もう一つ。知らない顔がいたことが理由にあった。イマンモとはやけに親しげに話すので古参メンバーで受験の真っ最中のため休んでいたという人―そもそもそんな人いたかどうか―かとも思ったがどうやら違うらしい。
彼の綽名は、坊ちゃん。夏目漱石の小説だが、何故そうなったのかは聞いていない。少なくとも僕の「ニフ」のような暗い称号ではないことは確かだが。なんてったって満更でもないような顔をしている。ちなみにメンバーの内一人は「御嬢」という綽名を持っているのだが、その由来は「坊ちゃん」からきている。
直接あったことはないもののあまりにフリースクール内で有名なその綽名に対抗し、お坊ちゃんがいるなら御嬢だって居るはずだと僕や龍角散他数名の手によって付けられたその綽名は、なんというか坊ちゃんに比べてそこまでインパクトがないというか……
そのうち電車は青梅に到達し、僕やカッパくん、トラなど「病み上がりトリオ」が揃った。幸いにしてコロナウイルスやインフルエンザにかかった者はいなかったが、それでもほぼ全員が1週間休んでしまっていた。だから、これが久しぶりの木曜活動。
カッパくんなどは今にも川に飛び込もうという気概をみせている。さらに。そんな彼らに後押しされたのか、普段はおとなしい面子までもが朱に交われば赤くなるで電車内で騒ぎ出す。一人、また一人と同じ車両にいる人が隣の車両へと避難していく。いま残っているのは、それを我慢しているのかそれとも五月蠅い方が落ち着くのかといった人と、僕たちに負けず劣らず大声で話す―それも10何人居る僕たちに対してたった3人なのに、同じくらいの大声で話す―男性グループだけだ。
そんななか川井駅に到着。ここでふと、あることに気がついた。チャージをしていない。出られるのか。もし出られなかったならばどうしようと、そんなことを考えながら電車を降りる。
幸いにして金額は足りたが、残額はたったの70円ほど。これでは帰りに入場することが出来るのだろうか。懐には帰りの電車代は入っている。けれどもそれも駅に入れなければなんにもなりゃしない。ここではチャージなんて便利なことは出来ない。当然切符だって買うことは出来ない。
けれども後のことを気にしていても仕方がない。水を新たに購入して、先に進んでいった皆の後を追う。ちょうど彼岸花が咲き誇っている場所で、皆に追いついた。」
「Χαοσがやけに大きな荷物を持っていると思い聞いてみると、釣り道具一式を持ってきたと言った。ここはいつも僕たちが遊んでいる下流に釣り堀がある。そこで「無敵」はニジマスを大量に釣ってきたのだが、そんな川なら魚は居るだろう。事実、過去には奥多摩御岳山の川(というよりも沢)にて魚を素手で捕らえた猛者がいた。
Χαοσならば。その素手で魚を捕らえた伝説の彼も今回は来ていることだし、なにより龍角散が居るのだから絶対に釣れるだろう。そんなことを話し合い、珊瑚荘へと歩いて行く。もう9月下旬とはいえ、やはり暑い。今年の夏は、暑すぎた。だから奥多摩合宿の時など蚊が全く出てこなかった。例年夏に姿を現していた蚊は、今頃になって漸く血を吸う機会を与えられたらしい。アシナガバチやスズメバチなども活動を始めていたため、それから逃げるようにして珊瑚荘へ駆け込んだ。
はやばやと着替え、川へ持っていくものをまとめて珊瑚荘から川へと直行する。扇風機も点いておらずクーラーもない荘内は暑くて敵わない。」
「とっとと川へと向かう。坂を下ってみると幾分かこれまでよりも浅くなっているように思える。けれども、それは見た目だけ。入ってみると思ったよりも深い。たった1メートルしか進んでいないのに腰まで水がある。体が浮く。これは今思えばライフジャケットを着けていたからかも知れないが、それでもこんなに足が付かない感覚を味わうのは久しぶりだ。少しずつ流されていっている気がしたため、足が付いたとき地面を蹴って川の中流へ進む。中流の方が浅いのだ。」
「そんななかでもカッパくんや龍角散は早速対岸へと渡り始める。それに何人もが追随するが、やはり水の流れが激しいらしい。何人かは深くなったところに立ち止まり、動けなくなってしまったという。」
「そんな中、Χαοσがいないことに気がついた。僕が水に浸っていた間に龍角散、カッパくんたちも消え失せている。河原の丸石の上にのぼり、辺りを見渡すと彼らの姿を望見できた。
いつも僕たちが居る川の上流、普段は行かないようなそんな場所に皆は居た。Χαοσやミッツ、ヨッシーが釣りの準備をしているそのよこで、龍角散やカッパくんが川に飛び込んでいる。」
「はて。ここは浸かって良いのか?視線を逸らせば、激流となって水の流れ落ちているのが見える。少し経ってやって来たemmanmoの呆れた目―おそらく僕も同じ目をしていただろう―にも彼らは動じない。けれども流石に拙いだろうと言うことでemmanmoがイマンモを呼びに行く。結論から言えば解散することになったのだが、それは調子に乗って奥深くまで進んだ坊ちゃんと龍角散が激流に飲み込まれかけて一歩も動けなくなってしまったからである。幸い手の届く位置だったので綱引きの要領で僕とカッパくんとで龍角散を救出。その後3人で坊ちゃんを引き上げた。実際ここは浅いかわりに流れが速く、ぷかりと浮かんでいた龍角散は知らないうちに下流の方へと流されあわや激流へとなってしまっていた。そんな結論。ここは釣り場としては最適だが、遊び場ではない。」
「さらに、ここは蜂が居る。釣りをするために継続して残ったΧαοσやヨッシーを除き、ほぼ全員は焚き火の傍らで昼食を摂る。アシナガバチの1群が何人かに群がってきたこと、そしてそれを龍角散がたたき落としてしまったことから報復攻撃を怖れて皆散り散りに。
けれどもこの河原、蚊は少ない。流れが急だからだ。それは本当に助かったが、その代わりにここでは他のものが出る。ムカデ、スズメバチetc.他にも未だ遭遇した試しはないが「マムシ」も居るはずだ。
この多摩川の下流では、なにがどうなったのか「アリゲーターガー」まで出現している。いつそんな危険生物がやってくるかわからないのだが、幸いにして下流は比較的浅いため。また釣り堀となっているため下流からやってくることはないと思われる。」
「なんとかそれぞれで昼食を食べ終わり、そのころになってはじめてΧαοσたちがいないことに気がついた。釣りをしている彼らは、水に落ちないために時計などは持っていないはず。教えてこよう。
そう考えて龍角散を誘い、彼らの漁獲を確認するついでとして時間を知らせに行った。もちろん、絶対に釣れていないだろうと思い、それを冷やかしにいったという事実は秘密であったが。
そしてどうだったか。いってみるとΧαοσが得意げに宣言した。
「釣れたよ」と。まさか。冗談に決まっている。餌に食いつきはしたろうが逃げたのだろう。こんな流れの速いところで釣れるはずがない。
トコロガ。本当に魚がいる。針を飲み込んだ魚がゆらりゆらりと水面を漂っているのだ。聞くところによるとミミズを使った際は上手くいったもののそれ以外の餌ではどうしても釣れないのだという。昼食を皆が食べ終わった話をすると、彼らは魚を引き揚げて意気揚々と凱旋していった。」 (イマンモ注:写真撮り忘れたぜ〜! 残念! でも実際、小さな魚を釣っておって皆ビックリしておりましたよ!)
「そうして帰ってきた彼らは昼食を摂った後、意気揚々と飛び込み始める。それどころか上流から一気に押し流されてみたり、競泳をしたりもする。Χαοσは非常に到達が早いのだが、いつも決まってゴール地点を間違えるため毎回最下位……そんなΧαοσらから遅れること3秒で水に入った龍角散は、年長者としてのプライドを保持してあっという間に皆を抜き去る。」
「とはいえ、そんな龍角散とほぼ同時に飛び出した何人かも最終的には彼と接戦を繰り広げることが出来るようになった。もちろん、僕やemmanmoやトラは参加しない。そもそも僕は泳がない――泳げない?――し、トラなど猫科なのだから水に入って泳ぐなど絶対にやろうとしないのだ。」
「そのため泳がない面子はそれぞれ集い、未だ飛び込みを続けている龍角散に借りたパチンコで遊ぶ。そうして10分ほど扱っていると意外にも、力をそれほど込めずとも川を挟んだ対岸の木の天辺(おそらく5メートルはあるか)を軽く飛び越してしまう。そうして数十分後。
僕たちをなめてひたすら泳いでいた龍角散は、いつの間にか飛距離を皆と競ってみると最下位とまで落ちていた。さすがに威信が揺らぐと考えたのか、パチンコのゴムを何度も切るまでに練習を重ねていた龍角散。次回は一体何十メートル飛ばしてくれるのだろうか。」
「その後珊瑚荘へ戻ってキャロム、将棋。そのため解散時間が大幅に遅れてしまったために帰宅したのは19時頃。かなり楽しかったし、だいぶん涼しくなってきていることを実感したので次はそろそろ水上アスレチックへ行きたい。今まで幸運に恵まれて1度たりとも「不慮の池ポチャ」をすることなく過ごしてきた龍角散。そろそろ彼も、着替えを持ってきていない状態で水に落ちるという「可哀想な目」に遭ってくれないものであろうか。フリースクール、池ポチャ友の会一同はそのこと深く期待しております。」
と、こんな感じの1週間。
今週はいよいよ「すぎなみ舞祭」の準備を本格かさせないと。
でも、まあみんなで楽しくワイワイガヤガヤ進めていきたいと思いまーす!
それではそれでは!
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