2025年スタート! 石神井公園!!
- 今田
- 7 時間前
- 読了時間: 5分

どうもどうも。先週の金曜日。ヒルネットも2025年度の活動を開始しましたよ!
前年度が終わったかと思ったら一週間とちょっとで新年度。
まあ春休みは短いので(特にヒルネットはあまり長期休暇を作らないため)当たり前なんですが、なんか感慨とかは特にない感じ。
とはいえ、新年度。
やはり、旧年度からメンバーが少し入れ替わったりしてるし、これからも色々変化があるでしょう!
ヒルネットはこれまでも静かに流れる川のごとく変化してきました。
今年も、そんな変化を楽しめるような一年にしていきたいと思います!
ということで、新年度一発目。
金曜に開始ということで、いきなりお出かけ活動となりました。
ちなみに教室活動は明日からです。
今年度一発目のお出かけ活動は、石神井公園に出かけることに。これは前年度3月にすでにミーティングで決しておりました。
天気だけが心配だったのですが、当日は我々の新たなスタートを祝うかのごとく快晴。
旧教室のあった西荻窪駅から石神井公園まで、途中で岩崎ちひろ美術館に立ち寄りつつ、のんびりと散歩しました。
では、そんな当日の様子を、今年度もヒルネットの専属記者としての活躍が期待される、我らがマロ殿の筆によって振り返ってまいりましょう!
〈この日は誰一人として大幅に遅刻することなく、全員が集合場所に到着した。西荻窪に最後に来たのは、もう1年以上も前のことだ。しかし、今回の予定は前回とは全く異なったものとなっている。今回の目的地は石神井公園。地元メンバーのもたらした情報によれば、桜が綺麗な状態をとどめており、加えて花見の客もそれほど多くはないという。
しかしながら、最寄りの石神井公園駅や上石神井駅からでは公園まで近すぎる。新年度最初の活動ということで、できれば少しでも遠くから歩きたいという声が、あちらこちらから上がった。
最終的には多くの案が淘汰され、西荻窪駅から歩いていく案が一躍首位に躍り出ることとなった。その背後にはJR中央線沿線に住むメンバーたちの頑強なる支持があったと聞くが、残念ながらその首謀者らの名前を知る者はいない。〉
※というか、マロ含む旧教室を知るメンバーにとって、西荻窪スタートというのは、企画段階で自明のアイデアだったはず!


※マロ殿は書いていないのだけれど、この後、懐かしの西荻窪の町を散歩。
古くからいるメンバーにとっては、いろいろと懐かしい道程であった。

〈さて。西荻窪駅を出たのち、しばし歩いて観泉寺という寺の前に差し掛かった。
たしかに桜は満開であるのだが、残念ながらどれも葉桜とは言えないものばかり。これらの桜は確かに綺麗ではあるのだが、何本も連なって植わっているのであればともかく、たった一本がぽつねんと生えていたところで、雲一つない青空の下では、むしろうら寂しいような気持ちを覚えてしまうばかりである。〉



〈むしろ、木立の中で浴びる木漏れ日のほうが、より肌に心地の良い空気を演出してくれる。そういった理由で、惜しみながらも僕たちは寺の脇を通過、この日の第一目標であるいわさきちひろ美術館を目指して黙々と歩き続ける。

〈いわさきちひろという人は、絵本作家であるらしい。館内に展示されている絵は、たしかに僕の好みの絵であったが、それらを眺めていてふと、昔似たような絵を見た覚えがあることに気が付いた。家にある「赤い蝋燭と人魚」という絵本であろう。この絵本は僕が幼い頃に読んだもので、僕が童話のようにどこか幻想的な物語を愛好するようになったきっかけを作ったものであるが、その絵に非常によく似た作風である。
この絵本は有名であるため(もちろん原作も)何人かは僕と同じことを考えたらしい。やはりこの絵には、見覚えがある。残念ながらその絵を描いた人物はいわさきちひろではなかったが、「赤い蝋燭と人魚」の絵を描いた酒井駒子は、この人の作風に強く影響を受けているのであろうか。〉
※たぶん受けてるよね。あの特有の「瞳」の描き方は、偶然じゃないと思う。
それにしても、岩崎ちひろの描く子どもの絵は素晴らしい。簡単に書いているように見える絵でも、ちょっとやそっとでは真似できない。
〈残念ながら館内は写真の撮影が禁止であり、いわさきちひろの書斎なども写真に収めることはできなかった(この書斎は非常に僕好みのものであるが、吉村昭の書斎には及ばない)。
そのためであろうか、少し物足りなさを感じていたであろう僕は、退館しようとした際に目の隅にとまった本をついつい手に取り、意図せず代金を払ってしまっていた。その本はいわさきちひろの遺作で、題を「赤い蝋燭と人魚」という。
そののち。桜を見ながら石神井川を越えて、石神井公園に入った。意外なことに、つい最近行った井の頭公園よりも人が少ない。〉



〈この石神井公園には、かつて長尾景春方の城があった。石神井城というその城は、享徳の乱において長尾景春が関東管領方から古河公方方に寝返った際、扇谷上杉方の太田道灌によって攻め滅ぼされた城である。
ゆうきまさみの『新九郎、奔る!』というマンガ(ヒルネット内にてひそかな人気を誇る!のであろうか)にも登場し、僕はつねづね一度はこの場所へ来てみたいと思っていたものであった。
残念ながら城址を見に行く時間はなかったが、非常に雰囲気の良い公園であり、また距離としても最悪の場合には家から歩いていくことができる場所であることが分かったため、いずれまた行ってみたいと思う。
できれば、練馬城址跡なども共に見に行きたいが、それが叶うかどうかは神のまにまに(季節は春であり、秋ではないのが悔やむところ)。〉


と、こんな感じだった、ヒルネット2025年度、一発目のお出かけ探検活動!
ちなみに『新九郎、奔る!』を愛読しているのはマロとイマンモだけのような気もするが、最近、特に研究が進んでいる戦国初期の最近の学説を反映している漫画なので、歴史好きにはチョーおすすめだ!
さてさて、今週からは教室活動も始まるヒルネット。
今年度も楽しく元気に活動するぞい!
それではそれでは
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